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2005年02月20日
シド-憐哀
今日はシドの「憐哀」をレビューします。
1曲目の「紫陽花(アジサイ)」は彼らの持ち味であるフォーク調のバラード。Voのマオの声は安定感と情感がありますね。演奏もしっかりしていて、安心して聞いていられます。
2曲目の「隣人」は、ちょっと70年代風の懐かしさを感じさせるメロディに加えて、明希の流れるようなベースラインが特徴の曲です。結構気に入ってます。
3曲目は「私は雨」。バラードです。ここでもマオが情感たっぷりに聞かせます。間奏はいわゆる泣きのGtです。
4曲目の「バーチャル晩餐会」はしんぢのGtがフューチャーされた曲です。普段はVoのマオのキャラクターが目立ってますが、楽器陣がテクニシャンだという事がよくわかります。
マオのアカペラで始まる5曲目の「青」は、メロディーが秀逸です。前半押さえ気味の分、サビの盛り上がりでスッキリします。間奏のGtソロもカッコイイです。
6曲目の「土曜日の女」も70年代風懐かしのメロディー。マオの情感たっぷりのVoとしんぢの泣きのGtが堪能できます。
7曲目の「必要悪」は、これまでとはちょっと違って、マオのVoの裏で楽器陣がハードなサウンドを奏でています。
8曲目の「赤紙シャッフォー」はエフェクトをかけたVoが特徴。リズムのノリがいいので、ライブで盛り上がりそうです。
9曲目の「妄想日記」もわかりやすいメロディーが特徴ですが、やはり楽器陣が色々とバックで楽しんでます。
10曲目はコンガのソロで始まる「お別れの唄」。シドの特徴であるちょっと懐かしいメロディーが楽しめます。間奏のスパニッシュ風アコギソロがカッコイイです。
ラストはバラードの「空の便箋、空への手紙」です。マオの情感あふれるVoが圧倒的です。
シドの曲はどれもアレンジがしっかりしていて完成度が高いですね。テクニックもあるし。座ってゆっくり見れるならライブにも行ってみたいのですが、たぶん無理なんでしょう。このアルバムはハード系の曲の合間に聞くには最適って事で、80点にします。
投稿者 largo : 2005年02月20日 13:53