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2005年05月27日

KuRt-純潔詮議支離滅裂

今日は、KuRtが2005/4にリリースしたアルバム、「純潔詮議支離滅裂」をレビューします。1曲目は「高所恐怖症」。てんてんのVoから始まります。KuRtらしい、ソリッドなGtがいいカンジ。Drの高めのチューニングといい、ちょっとアメリカンロック風のサウンドですね。途中転調して、ドキっとします。ちょっと短めなのが残念です。2曲目は「SPEED STAR」。ダークな雰囲気のイントロから。こないだのSHOXXのライブの時に、Gtの**が腰を折り曲げて演奏してたのを思い出します。この曲はてんてんのシャウトに合わせて逆ダイ連発なので、逆ダイ好きな人はたまらないのでは。でも、最後の、「うっせいな*〜カ!」はちょっとね。3曲目は「午前3時、星降る夜」。疾走感のあるサウンドとドラマティックな展開でかなりオススメの曲です。このフュージョン風のカッティングを聞くと、彼らがヴィジュアルだけのバンドではないのがよくわかります。ツインGtの魅力たっぷりですよね。エンディングのGtソロもカッコイイです。4曲目はロマン歌謡風のメロディーの「TAXI DRIVER」。リズムはフォービートかな?椎名林檎の「歌舞伎町の女王」を思い出しました。ホーンセクションやオルガン風のSynをフューチャーしてるのも新鮮。5曲目は「最後のゲーム」。KuRtらしいのアメリカンロック風サウンドです。よく聞くと、VoのバックでGtが縦横無尽に暴れまわってます。「Hey!Gt」という掛け声の後に、よく練られたGtソロへ。Drのチューニングがちょっとベタベタしてるカンジがしますが、エンディングにかけてだんだん盛り上がってくトコロもいいと思います。6曲目はてんてんのシャウトで始まる「60億のナミダ」。イントロのスパニッシュ風のアコギが印象的です。唄メロのリズムはちょっと行進曲風。サビメロの後ろの上手Gtがフレーズがイイかも。エンディングのGtソロも、泣きのGtってカンジでカッコイイですね。ラストは「ピィタァパンが死んだ日」、シンプルでメロディアスな曲です。サビメロはノリノリ。ライブでは手扇子でしょうね。本編のラストに演奏されるカンジかな。ハーモニカ風のSynが印象的です。下手Gtのフレーズもイイですね。今回のアルバムは全体的にかなり気に入ったので、86点にします。

投稿者 largo : 2005年05月27日 23:59

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