2006年01月30日

メリーSCI-FI nuケミカルレトリック〜first cut〜

今日は、メリーの日比谷野外大音楽堂 デビュー・ライヴDVD初回盤から、「SCI-FI nuケミカルレトリック〜first cut〜」をレビューします。

1曲目は「妄想rendez-vous」。エフェクトをかけたガラのVoで始まります。もちろんメロディーはメリー節全開。どこか懐かしい哀愁のAメロから、POPで切ないサビメロへ。コレ、すごくいいですね。間奏では、ネロのDrに煽られて暴れたくなります。エンディングにかけてのリフレインでは、雰囲気がグンと盛り上がります。かなり気に入りました。

2曲目は「東京に降る雪...」。「六本木ジャジー喫茶」や「流離ラプソディ」風のイントロで始まります。 健一曲らしい、レトロな雰囲気で、これもメリー節ですね。ガラのVoはこんなせつない曲にピッタリです。間奏の結生のGtソロもいいですね。

このボーナスディスクに暴れ曲はありませんが、メリーらしさが溢れてます。早くライブで聴いてみたいですね。

結構気に入ったので、今回は90点にします。

投稿者 largo : 22:59 | コメント (2)

2005年09月24日

メリーnuケミカルレトリック

今日は、メリーのメジャー1stアルバム、「nuケミカルレトリック」をレビューします。1曲目は「デジーノート」。SEです。テクノ風の打ち込みサウンドにビックリしましたが、メロはやっぱりメリー風。Baラインが「流離ラプソディ」のテイストです。2曲目は「首吊りロンド」。POPでメロディアスながら、メリーサウンドそのものというカンジの曲です。「チックタック」風のGtがちょっぴり懐かしいカンジ。2曲目は「迷彩の紳士」、従来からのメリーサウンドが一番現れてる曲です。ネロのDrの手数の多さが聞きドコロかもしれません。3曲目は「溺愛の水槽」。ガラのシャウトがカッコイイ曲です。ライブで盛り上がるのが目に見えるようです。このアルバムで一番気に入ってます。4曲目は「薔薇と片隅のブルース」。レトロテイスト満載の曲です。健一と結生が弾くGtのフレーズは、雰囲気があってイイですね。6曲目は「悲しみブルートレイン」。この曲も歌謡曲風のわかりやすいメロディーが特徴。「最終列車に揺られて、遠くまで〜」というエンディングが気に入りました。7曲目は「あたしは捨て猫」。イエローガール風のガラのVoとGt陣のカッティング、ネロの高めにチューニングしたDr、テツのスラッピングと聞きドコロいっぱいの曲です。ノリがいいのでライブでも盛り上がるでしょう。8曲目は「Shambara」、スローテンポなイントロから、一転してノリのいいGtサウンドへ。ガラのバックで健一が弾くGtのメロディがカッコイイです。間奏のGtソロは、いつも通りのメリーサウンド。9曲目は「ニセモノ天国」。イントロのネロのDrに「愛国」かと思いました..(笑)。ガラのシャウトとネロのDrに煽られるように叫ぶコーラスがイイですね。10曲目は「リフレイン〜土曜日の涙〜」。「チックタック」風のイントロがいいです。AメロのガラのしっとりしたVoに、ファンならグッとくるでしょう。バックの結生のGtもカッコイイです。この曲は、特にサビメロの「もう帰れない〜」のメロディアスなフレーズに、メジャー盤としての風格を感じます。ライブで聴いてみたいですね。11曲目は「空っぽな歌」。アップテンポでノリのいい曲です。一見JPOP風ですが、ところどころにメリーサウンドが顔を出してますね。ライブではガラと一緒に叫びたくなるでしょう。間奏の結生のGtにちょっとビックリします。前作の「さかしまエンドロール」で、「そして、遠い夢のまた夢」を聞いた時は、メジャー進出後の彼らのサウンドがどうなってしまうのか、正直心配でしたが、メリーサウンドたっぷりのこのアルバムを聞いて安心できました。特に、音質がすごく良いのにビックリしました。楽器の音がクッキリ分離していて、クリアですよね。さすがメジャー。次回作が楽しみです。野音、やっぱし行けばよかったなぁ...(泣)。今回は85点にします。

投稿者 largo : 22:38 | コメント (1)

2005年03月18日

メリー-さかしまエンドロール

今日は、つい先日リリースされた「さかしまエンドロール〜phantom of the gallery〜」をレビューします。1曲目は「そして、遠い夢のまた夢」。メリーが新しい世界に立ったことを高らかに宣言する曲です。これまでのレトロな曲調のメリー節とも、アグレッシブな煽り曲ともちがった新しいラブソング。Voのガラが、あの特徴ある声でメロディアスに歌ってます。サビメロのハモリと背後で流れる結生のGtがこれまでになく新鮮。この季節にピッタリと思いました。3/31にライブで聞くのが待ち遠しいです。2曲目は従来からのメリーの世界を踏襲した「窓」。健一作曲の煽り曲です。ディストーションGtと畳み掛けるようなDrが特徴ですね。勢いのある声に、ガラファンも満足できるでしょう。3曲目はまさにメリー節というようなレトロなサウンドが特徴の「想ひ出サンセット」。「黄昏レストラン」風ですが、よりメロディアスになってます。「モダンギャルド」以降のメリーは変態チックなトコロなど、インディーズ色が薄れているトコロがちょっと寂しい気もしますが、このシングルはいい曲ばかりなので、大満足です。今回はメリーのチャレンジを評価して、88点にします。

投稿者 largo : 23:19 | コメント (0)

2005年03月05日

メリー-モダンギャルド

今日は、2004/6発売のメリーのアルバム、「モダンギャルド」をレビューします。1曲目はホーンをフューチャーしたインスト曲の「流離(さすらい)ラプソディ」。ブルース風ですね。ライブでは、SEとして使われていたような気がします。2曲目は「ジャパニーズモダニスト」、疾走感があって、メリーで一番好きな曲です。ライブでの盛り上がりもスゴイですね。もう、みんな暴れています。3曲目は「恋哀交差点」、哀愁を帯びたメロディーで、メリー節全開です。間奏の結?のGtソロはちょっと懐かしいカンジです。4曲目は「ハライソ」。健一と結という2人のギタリストを抱えたメリーの魅力がたっぷりです。5曲目は3曲目同様、哀愁のメロディが特徴の「躊躇いシャッフル」。間奏のGtソロの裏で、テツが弾くBaラインもカッコイイです。6曲目は「青春ノイローゼ」、サビの「摩天楼から下を除けば〜」のトコロの歌詞が好きです。この曲で勇気付けられた人も多いかも。7曲目は「心切(うらぎり)ループ」、このアルバム唯一のテツの曲です。8曲目は「T.O.P」、「自分に自身が欲しいなら今、武道館目指して走ればいい」という歌詞のせいでしょうか、武道館で行われた「KINGDOM ROCK SHOW '04」で演奏された3曲に選ばれています。サビの「後ろは振り向くな〜」のトコロはライブで盛り上がるんですよね。9曲目は「レストインピース」、ハードさとメロディアスな部分がうまく融合している曲です。このアルバムでは、「ジャパモダ」の次に好きかも10曲目の「ロストジェネレーション」はネロの曲。ネロのMCはちょっと引きますが、この曲は悪くありません。でも、「サビだけ聞いてサビて、しまえ」という歌詞は、ちょっと...。ラストはスローなナンバーの「黒い虹」です。メリーファンでこの曲が好きって人は多いみたいですね。ガラが熱唱しているからでしょうか。「あ〜、壊れだす前に〜」というサビ部分のガラの存在感はサスガです。今回の「モダンギャルド」はアップテンポな曲中心だったので、この曲がより印象に残るカンジです。でも、ライブだとちょっと盛り上がらないのが、残念。このアルバムでは健一と結に加えて、テツとネロも曲を書いていますが、全体な統一感がすごくあって、いかにもメリーってカンジに仕上がっています。結構好きなので、今回は85点にします。

投稿者 largo : 19:43 | コメント (0)