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2005年02月28日

Wyse(ワイズ)-Lazy Mind

今日はちょっと昔のアルバムをレビューします。Wyseがインディーズ時代の1999年に3000本限定で発売したデモテープ「Lazy Mind」です。1曲目は「Feeling…」。健一と拓磨の掛け合いがツインボーカルの魅力たっぷりで、Wyseのハード系の曲では、一番好きです。今でも古さは感じません。2曲目の「D&D」もアップテンポなナンバー。ソリッドなGtと高めにチューンされたDrのサウンドが気に入りました。シンセの使い方も効果的ですね。3曲目の「Blue Lady」はイントロのGtがカッコイイです。曲はしっとりした雰囲気なので、一息ついて聞くのにいいかも。4曲目は「冷たいベッド」。この曲は、健一の声がちょっと不安定ですね。ライブで盛り上がりそうな曲なので、残念です。5曲目はライブでもおなじみの「Plastic Monkey」です。2004/9の「KINGDOM ROCK SHOW」でも演奏してました。頭を思いっきり振れる曲です。サビは、すごくメロディアスで、おもわず口ずさみたくなります。間奏のBaソロ〜Gtソロへの流れもカッコイイです。Wyseがポップなだけのバンドじゃない事が良くわかります。今回は80点にします。

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2005年02月26日

四次元友好条約

今日は、まさに今恵比寿リキッドルームで実施中のヴィジュアル系活性化イベント、「四次元友好条約」限定販売CDをレビューします。1曲目はヴィドールの「月下美人形」。ヴィドールらしいノリノリの曲です。まさにライブ向き。この曲を今日目の前で聞けた人は幸せでしょう。Drの手数の多さが特徴です。間奏のジュイのシャウトが「ジュイ、ジュイ。ジュイ、ジュイ」と聞こえるのですが、ホントはなんて言ってるのでしょう。ちなみに、今日リキッドにジュイコスの子がいたんですが、すごくそっくりでした。2曲目はメトロノームの「月夜の晩、壮絶に生きる」です。メトらしい、ピコピコ音で始まります。この曲はリウの弾くTALBO-02のハネるカンジとフクスケのTALBO-01のカッティングが気に入りました。3曲目はlab.の「LONG KISS GOOD NIGHT」です。lab.は初めて聞くのですが、昔はやったニューウェイブ風で聞きやすいですね。VoのKUONはV系の重鎮のようです。機会があれば別の曲も聴いてみたいかも。4曲目はPhantasmagoriaの「神歌」です。この曲が聞きたくて、チケットも持ってないのに、恵比寿まで行ってしまいました。2004/12のBeauti-fool's04の時に生で聞いて以来、もう一度聞きたいってずっと思ってて、「Moonlight Reveal」を買ったのに、入ってなくて、ガッカリした覚えがあります。「神々の〜、下々の〜」っていうフレーズが耳から離れません。わかりやすいメロディーを繰り返して、盛り上げていく手法で、これぞヴィジュアル系ロックの王道ってカンジです。Beauti-fool's04の時、「ダンダン、ダンダ、ダンダン」ってDrに続いてトコで両手を頭の上で叩いてた事を思い出します。このアルバムはとっても気に入ったので、90点にします。

投稿者 largo : 18:27 | コメント (0)

2005年02月25日

Kra(ケラ)-クゥ

今日はファンシーなピンクの熊のロゴがかわいい、Kraのファーストマキシシングル「クゥ」をレビューします。1曲目はタイトル曲。さわやかでポップなメロディーをVoの景夕が楽しそうに歌うのを見てると、こっちまでハッピーな気分になります。PVだと、稲刈り後の田舎の畦道で、景夕がピョンピョン飛び跳ねならが歌ってます。私はこんな風に、音程がブレずにしっかり歌うVoが好きなんですよね。カラオケに入ってないのが残念。2曲目の「負の前進」はBaの結良のチョッパーBaと舞のチョーキングGをフューチャーしたナンバー。ちょっとラップっぽいフレーズや景夕が低音で唸るように歌う部分もあります。Kraにはこんな曲もあるんですね。3曲目の「空」も「負の前進」タイプの曲。景夕が低音でささやくように歌います。サビの盛り上がりはまあまあですね。「クゥ」風の曲が少なかったのが残念って事で、今回は70点にします。

投稿者 largo : 21:17 | コメント (0)

2005年02月22日

MASK-卵

今日は現アヤビエのVo葵が在籍していたMASKが2004/11にリリースした「卵」をレビューします。

1曲目は「優しい嘘」。イントロを聞いたとたん、アヤビエに似てるかもって思いました。でも、「傷つけてぇると、気付かずにぃ」っていうところなんか、アヤビエに比べるとちょっとベタかも。

2曲目の「求めたゆえに残ったもの」はGtのハードなリフで始まります。エフェクトを通してVoの尽(JIN)がシャウトします。ライブで盛り上がりそうですね。

3曲目の「空」は一転してPOPでノリノリの曲。明るく楽しいメロディーがいいですね。思わず体を動かしたくなります。間奏のGtソロもわかりやすいし、ラストのメンバー総出のユニゾンもライブでみんなで歌ったら楽しそうです。

このマキシシングルの曲はどれも気に入りました。85点にします。

投稿者 largo : 00:10 | コメント (0)

2005年02月21日

deadman-雨降りの向日葵

今日は2003年10月にリリースされたdeadmanの「雨降りの向日葵」をレビューします。

1曲目は「雨降りの悪い夢」です。この曲は他の曲に比べればメロディアスで聞きやすいかも。deadmanはVoの眞呼(マコ)の声が特徴ですね。

2曲目の「faith head」は、ちょっぴりダークなカンジで始まるのですが、途中で雰囲気が変わります。GtとBaの音があんましクリアでないのが残念です。

3曲目の「向日葵」はスローなテンポの曲。この曲では、ちゃんとBaの音が聞こえます。

正直このアルバムはコレといった特徴がないカンジで、1曲目以外はまた聴こうって気持ちにならないので、50点にします。

投稿者 largo : 00:10 | コメント (0)

2005年02月20日

シド-憐哀

今日はシドの「憐哀」をレビューします。

1曲目の「紫陽花(アジサイ)」は彼らの持ち味であるフォーク調のバラード。Voのマオの声は安定感と情感がありますね。演奏もしっかりしていて、安心して聞いていられます。

2曲目の「隣人」は、ちょっと70年代風の懐かしさを感じさせるメロディに加えて、明希の流れるようなベースラインが特徴の曲です。結構気に入ってます。

3曲目は「私は雨」。バラードです。ここでもマオが情感たっぷりに聞かせます。間奏はいわゆる泣きのGtです。

4曲目の「バーチャル晩餐会」はしんぢのGtがフューチャーされた曲です。普段はVoのマオのキャラクターが目立ってますが、楽器陣がテクニシャンだという事がよくわかります。

マオのアカペラで始まる5曲目の「青」は、メロディーが秀逸です。前半押さえ気味の分、サビの盛り上がりでスッキリします。間奏のGtソロもカッコイイです。

6曲目の「土曜日の女」も70年代風懐かしのメロディー。マオの情感たっぷりのVoとしんぢの泣きのGtが堪能できます。

7曲目の「必要悪」は、これまでとはちょっと違って、マオのVoの裏で楽器陣がハードなサウンドを奏でています。

8曲目の「赤紙シャッフォー」はエフェクトをかけたVoが特徴。リズムのノリがいいので、ライブで盛り上がりそうです。

9曲目の「妄想日記」もわかりやすいメロディーが特徴ですが、やはり楽器陣が色々とバックで楽しんでます。

10曲目はコンガのソロで始まる「お別れの唄」。シドの特徴であるちょっと懐かしいメロディーが楽しめます。間奏のスパニッシュ風アコギソロがカッコイイです。

ラストはバラードの「空の便箋、空への手紙」です。マオの情感あふれるVoが圧倒的です。

シドの曲はどれもアレンジがしっかりしていて完成度が高いですね。テクニックもあるし。座ってゆっくり見れるならライブにも行ってみたいのですが、たぶん無理なんでしょう。このアルバムはハード系の曲の合間に聞くには最適って事で、80点にします。

投稿者 largo : 13:53 | コメント (0)

2005年02月19日

彩冷える(アヤビエ)-貯水槽より三人

今日はアヤビエの「貯水槽より三人」をレビューします。1曲目は「しこさほこ」。題名は新婚さん香港の略のようです。前回レビューした「ゴシックパーティースピードセッション」同様、アヤビエの魅力全開のナンバーです。サビの部分では、体が思わず動き出しちゃうくらい、ノリノリ!。涼平のソングライターとしての才能がよくわかります。Drのちょっとベタベタした音には好き嫌いがあるかも知れません。2曲目の「合鍵」も1曲目同様ノリノリの曲ですが、ギターのアコースティックサウンドとエンディングのハモリが、アクセントになっています。3曲目の「ビッツ-圧縮-ロール」は、ダークなサウンドとシャウトが特徴の曲。ヘドバンが好きな人にもお勧めです。サビは前の2曲同様ノリノリになるので、ライブで見てみたい曲ですね。ハズレの曲が一つもないこのアルバムはやっぱし名盤でしょうってことで、90点にします。

投稿者 largo : 23:21 | コメント (0)

2005年02月17日

Vogus Image(ヴォーガス イマージュ)-真空パック

今日は2002年10月に出たVogus Imageのミニアルバム「真空パック」をレビューします。1曲目は鐘の音と荘厳なシンセのサウンドで始まるイントロが特徴的な「無題」。曲名は・・・ですが、Gtのディストーションとシンセ、金属的なDrのコラボレーションが絶妙です。2曲目の「真空パック 」も1曲目同様なサウンドですが、よりメロディアスになっています。3曲目の「BURST」はイントロとサビのノリがいいので、よりライブ向きな曲です。4曲目の「僕の神様」はゆっくりした曲調で、Bメロのハモリがいいカンジ。でも、ハモリってここだけ?5曲目の「君に映るもの」はラップ風の掛け合いで始まるので、ちょっと・・・と思いますが、後半はまあまあです。ラストの「深海魚と流星群」は、ちょっとLUNA SEA風。このアルバムは全体的に好きな曲が多いのですが、同じような曲が多いのと、コレ!っていうイチオシの曲がないので、75点にします。ちなみに今回から100点満点にしました。採点基準は、後日公開!?します。

投稿者 largo : 20:59 | コメント (0)

2005年02月12日

Wyse-7-Marine Disc-

今日は、Wyseの「7-Marine Disc-」です。Wyseといえば、なんといってもツインボーカルですね。はじめてイベントで見たとき、Voの健一に続いて、Baの拓磨が歌いだして、びっくりしました。1曲目の「With」はメロディアスなサビが印象的で、聞きやすい曲です。でも、この曲ではツインボーカルはあんまし目立っていません。サウンドの雰囲気は、全体的に、勢いって言うよりは安心感ってカンジです。2曲目の「blue on blue」は二人のVoのハーモニーがイイ感じです。二人の掛け合いがあって、ツインボーカルの魅力が出ていますね。3曲目の「Sweet Rain」はしっとりしたバラードで、ライブで本編最後の曲の前に演奏しそうな感じです。4曲目の「Trust」も二人のハモリが特徴の曲です。5曲目の「at any coast」はアップテンポな曲で、ハモリだけでなく、間奏のGtソロが印象的です。6曲目の「littele peace」のアップテンポな曲です。Wyseの曲はV系っていうよりも、JPOPのチャートに載っててもおかしくないサウンドなのですが、この曲は特にそう思います。正直、普通っぽくて物足りないって感じる人もいるかも。7曲目の「無色の雪」は、このアルバム唯一の新曲(他はインディーズ時代の曲の再録)です。出だしの「空から舞う〜」っていうフレーズを聞いて、好きになっちゃいました。途中のVoの掛け合いもWyseの魅力が全開ですね。イベントで聞いたときはそれほどとは思わなかったのですが、この曲は「イイ!」です。この曲を聴くためにこのアルバムを買っても損はないと思います。「無色の雪」がよかったので、4.0点にします。

投稿者 largo : 21:23 | コメント (0)

2005年02月06日

Waive-銀河鉄道

今日は、Wyseと共にさわやか系を代表するWaiveの「銀河鉄道」をレビューします。

1曲目はタイトル曲。このバンドの特徴である、高音のきれいなハーモニーがよく出ています。GのサウンドやDrの音が、アメリカンロックのBOSTON風の味付けで、心地いいですね。

2曲目の「Crazy Bad Emotion」はロック寄りのアプローチの曲。タイトなDrがぐいぐい引っ張ってゆくカンジがグルーブ感を生み出してます。

3曲目の「ペーパードレスレディ」はDrが打ち込みなので、あれって思います。奥田民生やPUFFY風のルーズなカンジが好きな人にはいいかも。

タイトル曲以外があんまし好みでなかったので、3.5点にします。

投稿者 largo : 17:16 | コメント (0)

2005年02月05日

メトロノーム-セルフコントロール

今日は、テクノ系ビジュアルバンド、メトロノームの「セルフコントロール」をレビューします。

1曲目はタイトル曲。ピコピコ音が、80年代初期のP-MODELなんかに似てますね。メロディーはシンプルでわかりやすいです。

2曲目の「デリート」は彼らの曲の中ではちょっと変わっていて、チョッパーBとシンセ、Drの絡みがスリリングです。特に間奏の部分が圧巻で、彼らがテクニシャンであることがよくわかります。この曲はライブで見てみたい!って思っちゃいました。名曲!でしょう。

3曲目の「僕が君にできること」は、1曲目同様、80年代ピコピコサウンドに戻ってます。

4曲目の「BYE-BYE」は、B(Talbo-2)担当のリウのチョッパーBソロが聞き所です。

5曲目の「アリガト」は生ドラムと、沖縄民謡や童謡を元にしたと思われるメロディーが特徴です。「俵のネズミが米食ってチュー」等、歌詞のお遊びも楽しいです。このバンドはいわゆるV系のサウンドが好きな人には合わないかも知れませんが、何度も聞いていくうちに味が出るように思います。

今回は2曲目の「デリート」がよかったので、4.0点にします。結構点数が甘いと思われるかも知れませんが、自分が好きなものからレビューしてるので...。

投稿者 largo : 22:05 | コメント (0)

2005年02月02日

宇宙学園

今日は元「DASEIN」のRicky率いる、宇宙人ロックバンド「R*A*P」と、「しゃるろっと」のカップリングCD、「宇宙学園」をレビューします。1曲目は「R*A*P」の「他愛」です。ピコピコというシンセから始まるイントロにビックリ。 「R*A*P」ってテクノだったんだ。全編打ち込みです。ただ、ポップでキャッチャーなメロディーは秀逸。サビは一緒に歌いたくなります。うまくハモれたら、サイコーですね。同じテクノ系の「メトロノーム」には正直好きになれない曲が多いのですが、これはOKです。2曲目は「しゃるろっと」の「おまっショイ」。和太鼓と笛の音に続き、軽めのギターサウンドで始まります。明るくハッピーな曲調とMCに、聞いてる方も楽しくなります。3曲目の「宇宙人と地球人の宇宙学園」は、二つのバンドのコラボレーションです。Rickyがバンドサウンドにのって軽やかに歌うのが気持ちいいです。打ち込みより生バンドの曲の方が合ってるかも。この曲もポップでキャッチャーですね。これまでレビューしたバンドとはちょっと変わってますが、V系っていうジャンルにはこんなのもアリってことで、4.0点にします。
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投稿者 largo : 18:46 | コメント (0)